磯子図書館本の修理日。
「かせ」の綴じ糸を巻き取ろうとして失敗した。
この日は老眼鏡を自宅に忘れて来た・・・と言い訳をして、糸口を誤認し無理に引いたものだから、もつれにもつれた。
老眼鏡無しの私が、一人で巻こうとしたことが大間違い。
銭形平次親分なら
♪ 男だったら 一つにかける かけてもつれた糸(謎)をとく ♪ のだけれど、あいにく私は H谷川平蔵。
弱り果てていたら
♪ 誰がよんだか 誰がよんだか ♪
呼びはしなかったが助け船。糸扱いに慣れたお二人登場。
一人が かせを腕にかけ、もう一人がもつれを解きながら巻き上げてくださった。
そういえば子供のころ、手慣れた母も私の手首を使っていたっけ。役に立っているのが実感できる嬉しい時間だった。
その後、我が家に登場した かせくり器も思い出した。
これの代用を作れぬだろうか。
折りたたみ傘・・・クルクル回る部品はハンガーにもある・・・。
その前に検索してみると、かせ繰りでお困りの皆さんは工夫していた。
一番簡単そうなのはコレ。
※いつだって吉日!さん 写真借用
ダイソーのセーター乾しネット(2段タイプ210円)での代用だそうです。
感服。
家にはChiがいるし、修理の場でも年に一、二回しか使わないから作らないし準備もしないけれど感服。
かせ【×桛/×綛】
1 紡錘(つむ)で紡いだ糸を巻き取るH形またはX形の道具。かせぎ。
2 (綛)取り扱いに便利なよう、一定の大きさの枠に糸を一定量巻いて束にしたもの。また、それを数える語。1綛は綿糸768メートル、毛糸512メートル。
3 手ぬぐいなどを掛けておくもの。
4 「桛糸(かせいと)」の略。
[補説]「桛」「綛」は国字。