電話機の近くに居るので着電には私が出ることが多い。
ちなみにFaxのインクリボンは外してある。やたら商業Faxが来る時期があったから。
それなのに留守電機能は使わずに電話には出ている。
畳屋、襖貼り換え、不用品処理、新築マンションの勧誘がほとんど。
お断りのパターンを決めている。「惜しい。全面リフォームしたばっかりなんだ」
「結構です」と即座に断るより「惜しかった」と言ってあげれば、やる気が残るだろう。
墓苑の場合は「私は不死身だから墓はいらない。秘訣を教えるから一度来なさい」って言ってみたい。
金沢防犯協会が振り込め詐欺注意の電話を、時々くれる。そのときは全部聞き終わってから「よく聞こえなかったのでもう一度お願いします」と
言わないで・・・誘惑にかられるが、気をつけますと言っている。
どういうわけだかインターホンも私の居場所に近い。
先週、✝系 ・・・の証人の訪問を受けた。
映っていたのは気の弱そうな青年信者。インターホン越しにお引き取り願った。
今週になって青年が再び来た。
「先日お伺いしましたとき、来客中とのことでしたので、本日改めてお伺いいたしました」
おいおい、正直すぎるだろう。あーあ、また来ちゃったの。
ふざけんじゃないよ。ふざけたのは俺か。
来客中と言ったけれど、それは方便というもの。無下にあしらっては悪いと思ったので見繕っただけだ。
情けが仇になってしまった。
それなのに「今日も来客中です」
だだし、もう一度無駄足を踏ませると申し訳ないので「ウチはずーっと来客中だよ」と付け加えた。
来週、また来て「お客様はお帰りになりましたでしょうか」ってことはないよね。