今年の土用の丑の日は本日30日。
我が家はこの日を避け28日に七月の鰻を済ませた。
「なが蔵」の前の道路は何度か通ったことがあるが普通の一軒家という外観からパスしていた。
しかし今年の土用の丑の日は7月30日。混む前に七月の鰻を達成せねばならぬという切羽詰まった状況での「なが蔵」選択。
回り込んで駐車し正面を見るとしっかりした店の構え。
店内は黒を基調にした和モダンの感じの良い設え。
トップメニューは備長炭炭火焼き大井川産共水活鰻の鰻重・松5600円、竹・4600円、梅3450円。
初利用の店なので慎重を期し注文は梅。
他のメニューは夜向きの価格帯が多い。
昼用と言えるのは鰻丼(半身)2000円、ロースカツ定食2000円、厚切り鮭の塩焼き定食1500円、鯖味噌煮定食1500円のみ。余計なお世話だけど。
こんなことを考えながら文庫本を読むこと30分。
梅が来ました。
小振りだがブランドものの共水鰻の梅だからやむを得ない。
もう少し蒸したフワフワの熱々を好むが、これはこれで美味い。共水鰻の素材の良さだろう。
本山葵が添えてあった。
山葵で白焼きを食べたたことはあるが蒲焼きでは初めて。山椒とは異なる辛味と刺激が良い。
なんとか混雑を避けて七月の鰻は達成。
勘繰り
大井川産共水鰻は間違いない。
備長炭炭火焼きも間違いない。
但し、ここの厨房での炭火焼きではない。
理由は温まり方が不十分。熱々ではない。
メニュー構成から見て鰻専門店ではないので、備長炭を四六時中熾しておけない。
ということは、供水鰻を備長炭炭火焼きした蒲焼きを、何らかの方法で再加熱した可能性が高い。
と、月一鰻十年間の実績は思います。