製本&修理:関連

4-9)大活字文庫本を作ろうと思ったが

市販の本の活字を若干大きくする試みは進んでいる。
ところが、高齢者弱視者用大活字本は更に活字が大きい。
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社会福祉法人埼玉福祉会HPより


大活字本はその特性上一冊には収まらず復数巻になる。加えて印刷部数が少ないので価格は高い。
したがって、多くは図書館向けということになる。
磯子図書館でも高齢者弱視者用大活字本は書架の一角を占めている。
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活字を大きくすることは読みやすいということのほかに、手作り製本の会コンテンツ準備係として都合のよいことがある。
活字を大きくすると、本の「束(つか)」が稼げるのだ。

そうだ、短編の作品を大活字で文庫本サイズに作ろう。

ところが、あーだこーだやってるうちに気が付いた。
活字が大きくても小さくても200ページは200ページなので、面付けの手間は少しも軽減できない。

面付けとは、用紙の両面にページを印刷し複数枚を重ねたときノンブルの順に並ぶようにページを配置すること。
16ページの場合はこうなる。
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200ページの本はこれを13作って重ねる。次は17~33、34~50、51~67・・・・と。
これが、できないと糸綴じ製本で本を作ることができない。

やっぱり、面付けソフトを何とかしないと糸綴じ本はできない。
手作り製本の会次作のコンテンツ準備は振り出しに戻った。











Commented by 古武士ヒロ君 at 2017-01-30 06:00 x
200頁は200頁なんですか。
てっきり大活字で新組だと想像してました。
今まさに「○○T彦」先生の著作をやや大活字で新組編集中です。
校正が大変、特にルビ。
Commented by ikuohasegawa at 2017-01-30 06:09
古武士ヒロくん
ことば不足でした。

普通活字の200ページも、大活字の200ページも200ページも面付けの手間は一緒ということです。
Commented by 古武士ヒロ君 at 2017-01-30 06:42 x
やはり、ページ数は増えるのですね。
Commented by ikuohasegawa at 2017-01-30 09:53
古武士ヒロくん
短編で一冊に仕上げようという魂胆でした。
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by ikuohasegawa | 2017-01-30 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa