手作り製本の会例会。
この日は、看護学校学生の施設見学の立ち寄りあり。
会場を借りている磯子センターには社会福祉協会や、スポーツセンター、カラオケのできる広間、浴場、貸会議室などがあるので高齢者の活動状況の見学とか。
課題作品・豆本を持ち寄っていたので、学生諸君、感心することしきり。
当面、このメンバーには看護、介護は要らないようです。
午後からは、磯子図書館の修理。
強い風の吹く悪天候にもかかわらず17名が出席。合計56冊を修理。
手掛けた中に前回修理後のチェックで「再修理」で戻された本があった。
ページ順が違います。P247 入れ違っています。
脱落したP247をさし入れたようだが、その下に覗くのはP243。確かに違っている。
それより看過できぬのは糊代のライン。幅が広く波打っている。(写真を写し忘れた)
ボンド量の多すぎか、糊引き紙を当てないでフリーハンドでボンドを塗ったかのどちらかだ。
間違いページを剥がしたらページのノドは切れるところが出来てしまった。(写真を写し忘れた)
書籍用紙を足して補った。
間違いは無い方が良いが、間違うこともあろう。
しかし、基本をまもって修理して欲しい。
【糊引きの基本を確認】
机を汚さないように敷き紙(写真のグレー)を敷き、ボンドを塗りたい用紙(ホワイト)をおく。
糊代ラインに合わせて糊引き紙(ピンク)をのせる。
糊代にボンドを塗る。
筆の運びは糊引き紙の上から塗りたい用紙の方向⇒のみとする。
筆を引き戻すと紙の下にボンドが入り込みます。