こういう原稿をコピーすると
コピー原稿台ガラス面の際
(きわ)は欠ける。
原稿を作る際(サイ)には、それを意識して周囲に余白部分を設定する。
ところが、他人が作った現物を原稿にしてコピーする場合は原稿の外に余白部分を設ける必要がある。
試しコピーをした。原稿は曲尺。余白は「溝ゲージ(6㎜)」で設けた。
原稿の端まで100%コピーできた。
こう来ると、溝ゲージとは何ぞや。その前に溝はどこの溝ということになる。
製本用語集によると、溝とは「板紙(ボール)を芯にした表紙を開きやすくするために、平(ひら)と背の境目に付けるくぼみ部分のこと」
製本用語集
溝ゲージとは、製本時に溝幅を均等に設定する道具です。長さ300mmのプラスチック製。
ブックバディHPより
表紙布に表紙芯ボール紙(下図の芯紙)を貼り込んでいくときに使います。
使用法としては、まず芯ボール紙を貼り、隣に溝ゲージをあて背ボール紙を貼る。さらにその隣に別の溝ゲージをあて芯ボール紙を貼る。溝ゲージを外すと均一の幅の溝ができる。
溝ゲージは1セット(6mm幅10本 & 8mm幅10本)691円にて購入できますがボール紙をカットして作ることもできます。