三遊亭歌之介の
勘定板という噺を聞いたことがある。
(三遊亭歌之介の勘定板はYouTubeにあるがリンクしない)
いっぱいあるネタの中から・・・古典落語のようだが、これを得意ネタにする噺家を好まぬ。三遊亭歌之介の芸風に対する印象もあるが、こういう噺は、さらっと演じないと下品になる。
無邪気に笑う客もいたが、私は素直でないのか無邪気に笑えなかった。
歌之介の芸風からくるのかもしれないが「う〇こ」「おなら」「おしり」に反応する小学生じゃあるまいに、笑えるかと思ってしまう。
別の噺家が小学児童の落語会は「校長先生がう〇こ した」というだけでウケるから楽だと、まくらで言っていたことを思い出す。
その小学生を対象に ”う〇こ” を連発する漢字ドリルが文響社から発売されている。
ある日の新聞広告。
爆発的大ヒット227万部突破!だそうです。
やっぱり、小学生は 「う〇こ」と言うと喜ぶ。
例文3018個の全てに「う〇こ」の使用に成功!と文響社は鼻高々。
写真は文響社HPより
家庭学習で使うのだけど、児童諸君は「う〇こドリルは面白い」「おもしろい例文を見つけた」「こっちはどう」って話題にしても、女子の前では・・・。
女子児童は、どう反応しているのだろうか。こっそり買うのだろうか。
「女の子の 前では う〇この 話は やめて おこう」というのだから、聞くわけにはいかない。
卒業するときに6冊並ぶ本棚というのもなあ。
「う〇こ」でもなんでも、漢字を覚えるなら良いドリルなのだけれど、買って来てと言われたら躊躇するなあ。
せめて表紙のタイトルは一字伏せて「う◯こ漢字ドリル」にして欲しいなあ。
三遊亭歌之介も小学生も、いつまでも「う◯こ」の力を借りてるんじゃないぞ。