製本&修理:スキル

4-159)シオリひもを足す

磯子図書館の本の修理。
修理本が足りなさそうなので書架へ行き村上春樹の著書をチェック。
例によって見返しの緩んだ本とシオリヒモの切れた本を10冊修理本に加えた。

修理を始めたら近くの席で修理している方が「短くなったシオリヒモに足してある。このままでいいですか」と問いかけてきた。
違和感のない足しかただったのでそのままでOK。

実は、私もこのところシオリヒモを全て交換するのではなく、足す修理もしていました。
短くなって用を果たせなくなったシオリヒモのうち、根元がすり減って切れそうなものは交換し、寸が足らないだけのものは極力同色のシオリヒモで補います。
4-159)シオリひもを足す_d0092767_18004355.jpg
糊代を10~20㎜くらいとって、ボンドで接着しております。
難しくはないが、注意事項。完全に乾くまで挟み込んではいけない。
4-159)シオリひもを足す_d0092767_18004762.jpg
シオリヒモを外に出したまま修理済みラックに置くのが良い。

当然、交換のため取り外したシオリヒモは捨てません。

増え続けるシオリヒモの消費量が気になって始めたのです。

なおすほど増大する材料費が気にかかっていたのです。
修理に理解がある磯子図書館は別にして、在る材料の範囲で修理するという話も耳にしていますから。










Commented by ikemoto04lp at 2017-07-01 07:08
「修理に理解がある磯子図書館は別にして・・・」
 他の図書館はあまり理解がないということ?
 「(手元に)ある材料の範囲で修理する」と言ったって、材料は減っていきますからねえ。
Commented by ikuohasegawa at 2017-07-01 08:03
アルチュさん
言葉を濁していますが、前年踏襲の予算を組んでいますから、追加要望に応えてもらえないことがあるのです。

「在る材料で可能な修理だけしてください」ということです。

私は、面倒くさいので、材料を寄付しちゃいますけど・・・。
Commented by saheizi-inokori at 2017-07-01 08:37
たかが栞、されど栞ですね。
Commented by ikuohasegawa at 2017-07-01 11:07
たかが10円程度のことですが、されど・・・栞です。
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by ikuohasegawa | 2017-07-01 04:15 | 製本&修理:スキル | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa