ある日、タヌキの家の隣へ引っ越してきたキツネの奥さんが、タヌキの奥さんのところへあいさつにきました。「今度、隣へ越してきた、キツネです。これは、ほんのつまらないものですが・・・」キツネの奥さんは、そういって、かごいっぱいの「いちご」を差し出しました。キツネの奥さんが帰ると、タヌキの奥さんは大きなかごに「タケノコ」を入れて、キツネのうちへ行きました。「これは、ほんのつまらないものですが、いただいた いちごのおかえしです」ところが、しばらくすると、また、キツネの奥さんがやってきて、「これは、ほんのつまらないものですが、おかえしの おかえしです」と、花と花瓶を置いていきました。えーと、何がいいかしら。タヌキの奥さんは考えて、「これは、ほんの つまらないものですが、おかえしの おかえしの おかえしです」と、絵と壺を持っていきました。そんな感じで、「おかえし」は、どんどん続き「おかえしの おかえしの おかえしの・・・・・おかえしです」
おかえしはキツネの子供。会場ザワザワ。そのおかえしはタヌキの子供。会場ザワザワ。12回目の「おかえし」は、いったいどうなるのでしょう?
おしまいは、サゲがあるのでしょうね。
本の修理で遊ばせてもらっているのに加えて、素敵なひと時を過ごしました。