製本&修理:関連

4-574) 森鴎外の校正

森鴎外は晩年、帝室博物館(現東京国立博物館)総長を務めていたそうだ。

小説家、評論家、翻訳家にして、陸軍軍医総監、官僚(高等官一等)・医学博士・文学博士であるから、名誉職かと思いきや、さにあらず。
記事によると「総長の仕事を名誉職のような立場と捉えず、生真面目に仕事に打ち込む様子が分かる」と。
4-574) 森鴎外の校正_d0092767_05053003.jpg
その証として
「漢字の書き誤りを指摘した例もあり、その隣に責任の所在が自分にあることを示す花押を記した」
ということである。
花押(かおう、華押)は、署名の代わりに使用される記号・符号をいう。元々は、文書へ自らの名を普通に自署していたものが、署名者本人と他者とを明確に区別するため、次第に自署が図案化・文様化していき、特殊な形状を持つ花押が生まれた。日本では平安時代中期(10世紀ごろ)から使用され始め、判(はん)、書判(かきはん)などとも呼ばれ、江戸時代まで盛んに用いられた。(Wikipediaによる)

間違いを発見。
花押を作っていない私は、花押を記せぬので印鑑を押すことにします。
どうやらワープロソフト誤変換の見落とし。
4-574) 森鴎外の校正_d0092767_05134619.jpg
似顔絵を描く女絵師が筋回しの時代小説文庫本です。

念のため申し添えますが、本には鉛筆で〇を記しただけで、校正、捺印はデジタル上の作品です。



大相撲 御嶽海 勝ち星日記
昨9日目、押し出しで豊山を破り、6勝3敗。
4-574) 森鴎外の校正_d0092767_05245788.jpg
YouTubeより


Commented at 2018-05-22 04:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ikuohasegawa at 2018-05-22 05:16
鍵コメントさん
花押もしくは印鑑を・・・。
Commented by ikemoto04lp at 2018-05-22 07:25
この記事、私も目に留まりましたが、ブログネタまでは見いだせなかったですね。
Commented at 2018-05-22 07:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-05-22 08:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2018-05-22 09:55
たまにそんな蔵書や古本にあたりますね。
Commented by ikuohasegawa at 2018-05-23 07:58
サマースノーさん
同じ時期に、文庫本の誤字を見つけたのでネタに採用しました。
Commented by ikuohasegawa at 2018-05-23 08:01
鍵コメントさん
こういうコメントは、錠を外していただいて結構です。
前日、飲み会で外出していましたから、当日朝YouTubeを借りた次第です。
Commented by ikuohasegawa at 2018-05-23 08:17
鍵コメントさん
謎ではありませんが、解説は別校にて。
Commented by ikuohasegawa at 2018-05-23 08:22
Saheiziさん
「痕跡本の世界」だったと思いますが、それを収集している方もいますね。
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by ikuohasegawa | 2018-05-22 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(10)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa