「ダメな物はダメ」なんだから、理由なんか無い。それが共感を呼んで山を動かした。
理屈で解っても共感できない事がある。反面、理屈を超えて共感できることがある。と言うことか。そして、理屈が付くと,言うだけ・口だけ・理屈だけ、という警戒感を招くのか。
理屈がないが故に、「この人は本気だ」と思わせる。としか思えない。理屈を超えた超理論の真実味だ。その後、社会党は凋落したが・・・。
小泉さんもどこかこういう感じのする発言の方でした。
会津藩校・日新館の什の掟。
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
二、年長者にはお辞儀をせねばなりませぬ。
三、うそを言うてはなりませぬ。
四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
五、弱い者をいじめてはなりませぬ。
六、戸外で物を食べてはなりませぬ。
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
ならぬことはならぬものです。
最後の掟:ならぬことはならぬものです。コレにも理屈はない。
普通ならソコには、それが会津藩士の生きる道とか理由を書きそうですが理屈抜き。
将に、ダメな物はダメである。
理屈を超えて共感出来なくてはならない。
理を立てて説得しても無駄だろう。
「この人は本気だ」と思わせるのに理屈はいらない。
なぜですか?どうしてですか?という質問の回答から共感は生まれない。
「本気だと思わせた人」はその後行動を見守られる。苦しいが、それが子供を導く。
ならぬことはならぬものです。
コノ一言で共感を得る人たれということか。