69) シンシュのシンシュウりんご
2006年 12月 23日
信州ではリンゴを積んだトラックが走り回ります。日帰り温泉と言えばリンゴの湯であります。都会に先駆けて新種のリンゴが出回っております。
黄色いシナノゴールド
ほど良い酸味があってジューシーで香りが良い、。今、私、一番のお気に入りであります。
あいかの香り
フジよりきめ細かく、香りの良いおいしいリンゴ。これも出回り始めました。あいかと言うのは発見者のお嬢さんのお名前なのです。
野菜の新種は、ほとんど種苗会社が作ります。
A×B=C K×G=KGB てなもんで、次から次に
自分の生産する園の中で、コノ木のコノ枝は昨年も大きな実がなったとか、色が良かったとか、香りが強かったとか、枝変わりに気づく篤農家がいる。自分の園に愛情と注意を注いでいる篤農家しか見つけられません。
その枝を接ぎ木して育て上げると、木全体が特徴を持つ。その中から、新たな特徴を持った新品種が生まれる。神様は篤農の志にはご褒美を下さることが、時としてあるのでしょうか。
あいかのお父さんは、篤農家だったのです。さくらんぼの佐藤錦・青島みかん・宮内いよかん・加納白桃・・・佐藤さんも青島さんも宮内さんも加納さんも篤農家でありました。
今、信州のリンゴ関係者の関心事は、寒くなくても赤くなる品種だそうです。赤いリンゴは一定の低温期間があって赤化するのですが、地球は確実に温暖化してきており、このままいくと信州ではリンゴは赤くなりやすい津軽しかできなくなる。信州リンゴは津軽だけ、なんていう解りにくい事がおきそうです。信州の篤農家の皆さん新種のリンゴを見つけてください。
ちなみに、津軽リンゴは青森の果樹試験場の開発で津軽と命名。何処で作っても津軽なのです。