食べ物

600) 欧米か! イタリアだ。

紅葉や黄葉は、一日の最低気温が10℃以下の日が続くと色付き始め、さらに5℃以下になると一気に進むとされる。同様にリンゴの色づきにも気温の低下が欠かせぬ条件なのだが、温暖化が進行するとリンゴが赤くならない事態となる。そこで信州では寒くならなくても色づく リンゴの開発に全力を挙げている。
それと、売れる早生リンゴは現在『津軽』だけだから、信州なのに津軽を作り続けるのは如何なものかという理由も有りそうだ。
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写真は10月上旬に訪れた『道の駅・小布施』 ここでも新種のリンゴが大人気。
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それではチョットお勉強。
シナノスイート
果汁が多く、甘さも強く、香りもよい。「つがる」と「ふじ」の間を埋める品種として開発された。

秋映
甘さと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいが楽しめる。色は濃厚な赤でリンゴの産地でも比較的温暖で低標高な地帯でも栽培に適す。つがるの特性を引き継いで、果肉がしっかりしていることと、食味が優れている。※私はこの酸味が好きだ。 

シナノゴールド
黄色く色付く。果汁が多く、甘さと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいが楽しめる。蜜が入らないことから貯蔵性に非常に優れる。日本国内よりヨーロッパでの評価が高く、2007年12月27日SKズードチロルへの栽培許諾の契約がなされた。

今秋、本格出荷が開始されたようで横浜の店頭でも秋映にはお眼にかかることが多くなった。
道の駅へ出荷に来ていたオジサンは手間が掛かるシナノスイートは止め、手間のかからない秋映一本にするという。

そうすると秋映は日本の早生リンゴとして、シナノスイートは高級リンゴとして、シナノゴールドはヨーロッパでと、活躍の場が定まりそうだ。
欧米では黄色いリンゴのゴールデンが一番人気で、それにとって代わると期待されているとか。

シナノゴールド栽培許諾契約
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by ikuohasegawa | 2008-10-22 05:46 | 食べ物 | Comments(0)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa