843) 山 桑
2009年 07月 13日
http://plaza.rakuten.co.jp/seihon/diary/200905150000/
私はそのことがきっかけで、軽井沢に山桑があったことを思い起こした。
もともと林に家を建てるとき、立ち木は極力残してほしいと依頼したので、玄関先に前から生えていた山桑が数本ある。葉の片方にだけ切れ込みがある。調べるまでは、変な葉の木でしかなかったが、桑は若木の時は五または三裂葉、成木になると丸葉になる。途中では二裂葉もあるのが山桑だと知った。
その山桑が今年は大量に実をつけ否が応でも桑であることを意識させられた。
赤色から紫黒色に熟れ進み大量の実を落とす。掃いてもその場で潰れるだけ。玄関先なので出入りのたびに踏みつけなければ出入りできない。その靴で玄関に入るから三和土をまだらに着色してしまうがどうしようもない。梅雨が明けカラットしたら三和土を洗わなくてはいけない。
図鑑には桑の実は甘くて食べられると書いてあるので10粒を洗って器に盛った。
自分では食べてみもしないで呼びかける。「おーい桑の実、おいしい(と思う)よ」
『おいしそう。うちの山桑の実。何とかベリ-みたい。甘い』
あっそう、酸っぱくない。それじゃあ、僕も一個食べるとするか。