2012年 10月 18日 ( 1 )

2-947)次ぎは俺の番だ

 北アフリカのチュニジアで発生し、中東・北アフリカ諸国に拡大した民主化運動を「アラブの春」という。長期独裁政権が続いていたチュニジアやエジプトでは大統領が退陣、リビアでは反体制派との武力衝突を経た政権交代が行われるなど、かつてない大規模な政治変動となった。

 経済的格差や独裁政権による統制、政治参加の制限等に対する民衆の不満の高まりがその背景にあり、かつてないスピードで国境を越えて民主化運動が拡大していった。
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 しかし、「アラブの春」により独裁政権を倒した国が、民主的な国家になったかというと、そうではない。

 中東・北アフリカ諸国は部族社会である。そこで政権が倒壊したということは、特定部族の支配が終わったということであり、他の部族の長にしてみれば「次ぎは俺の番だ」ということに過ぎない。
 何の順番かと言うと、利権=美味い汁を吸う順番である。
 「アラブの春」は、待ちに待った「我が世の春」なのでもある。

 「次ぎは俺の番だ」というのは部族社会でなくてもある。
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 「次ぎは俺の番だ」で、美味い汁を吸う。
 そうして臭い飯を食うのも「次ぎは俺の番だ」

 しかも、歴代、漏れなくというのがなんとも・・・・・。
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by ikuohasegawa | 2012-10-18 05:00 | Comments(0)