2012年 10月 19日 ( 1 )

2-948)小説より奇なり

「事実は小説より奇なりと申しまして」という、高橋圭三アナの名調子で始まるTV番組があった。〝私の秘密〟である。
1955(昭和30)年、神武景気に沸く日本に電化ブームが起こり、テレビが飛躍的に普及し多くのテレビ番組が誕生した。そのひとつが『私の秘密』。登場する人物の秘密をレギュラー陣が当てるという番組 だった。
 初代司会に起用されたのは、当時NHKのアナウンサーだった高橋圭三。番組冒頭、高橋は詩人のバイロンの言葉からとった決め台詞で挨拶した。
 「事実は小説より奇なりと申しまして、世の中にはいろいろと・・・・・・」

 ところで、このところ報道されている尼崎の事件は、ドラム缶・コンクリ詰め関連だというだけでも、かなりショッキングなのに、犯人と被害者の関係が複雑で解説図がないと訳が分からない。

 16日の読売新聞の図。
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 ドラム缶・コンクリ詰めはどの部分なのだろう?
 
 このころ、TVのコメンテーターが発言していた。
 「小説でもこれだけの関係は書ききれない」

 
 それが17日の夕刊では更に拡大した。
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 この図をクリックすると大きくなるが、大きくしてもよく分からない。
 まさに、小説より奇なり。この一族には何かが祟っているとしか思えない。
 こんな関係を書いた小説は、きっと「作為的に過ぎる」「わざとらしい」「分かりにくい」と言われてしまうだろう。

 1580年代の近畿・中国・四国の大名相関図でもこれくらいのものである。
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 これでは、尼崎に対抗できない。

 名家の閨閥図を思い出した。
 事件とは全く関係ないことを、明記した上で引く。
d0092767_3531568.jpg

 濃密・相互・輻輳。


  
 
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by ikuohasegawa | 2012-10-19 04:49 | 繰り言 (くりごと) | Comments(0)