2018年 11月 08日 ( 1 )

4-745)巷ではジーヴスが届きました

美智子さまが公務を離れたら読みたいと言われた探偵小説の翻訳版が届いた。

まず10月30日に届いたのはグリーンのカバーのジーヴスの事件簿・大胆不敵の巻。
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「春風駘蕩。漂うユーモア」と解説者はいうが私からすると物足りない。
直接的な毒々しい笑いに慣らされた私は、探し、検討しないと面白さがわからない。ということは・・・面白くない。退屈ということ。

せっかく、美智子さまが盛り上げてくださった読書機運を冷やすようなことを書いて申し訳ありません。あくまでも個人の感想です。

また、探偵小説とはいうものの、執事ジーヴスが謎を解いた事件は、牧師連の長説教大賞ハンディ戦(説教の時間長短比べ)の賭けでのインチキ、村の運動会の玉子運び競争の賭けのインチキ犯を暴くなどの出来事程度。刑事ボッシュが謎を解明する猟奇的事件のおぞましい刺激に慣らされた私には事件とは思えぬ。

また、シリア大統領愛人を亡命させるグレイマンの最新作「暗殺者の潜入」では、上下巻で5~60人が死んでいく。死者の数で探偵小説の価値が決まる訳ではないが「ジーヴスの事件簿」では死者は出ない。
刺激とは無縁の世界である。

皇后さまはこの程度の作品をも遠ざけ、公務を離れるまではと待機させておられたのだ。
なんと禁欲的?抑制的?慎ましやかな幾星霜であったことよ。

遅れて11月4日に届いた「才智縦横の巻」には帯が付いていた。
上の写真でお気付きのことと思うが拡大します。
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商魂たくましい文芸春秋社であることよ。
ちなみに、立ち寄った書店では新帯を巻いたこの2冊を平積みしておりました。

皇后陛下
巷では、美智子さまより先にジーヴスが読まれておりますぞ。



by ikuohasegawa | 2018-11-08 04:15 | 繰り言 (くりごと) | Comments(2)