カテゴリ:今月のうなぎ( 148 )

4-721)10月のうなぎは桐生の泉新

泉新に寄りました。

木造2階建ての風格のある立派な店構えです。
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看板には「創業天保元年」暖簾には「6代目」の文字。
天保元年は1830年。なんと188年の歴史を誇る有数の老舗のようです。
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靴を脱いで入り、磨きこまれた板張り廊下を進む座敷の掘りごたつ式の席に案内された。
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テーブルの上にメニュー表はない。
部屋を見渡すと額の絵や写真は16も掛かっているのに、品書きは無い。

お茶を出しに来た青年店員が「当店は鰻重だけですがよろしいでしょうか?ご飯は普通大盛り少な目にできます」と。
よろしくなくてもそれ以外の選択肢は帰る以外無いのだし、私は鰻重を食べに来たのだからそれで宜しい。

お幾らでしょうかと聞くのもなんだし、ここで鰻重と決めているから「大盛りと普通をお願いします」と注文しつつも、なんだか、しっくりこない。値段が不明なんだもの。

これが創業188年の老舗商法なのでしょうか。
鰻重一品だからメニュー表示無しということなのだろうか。
良い所を見繕うから任せろ。値段は時価。
それを理解して店に来いということなのかなあ。

と、思っているうちに30分が経過し「お待たせしました鰻重大盛りです」

蓋をあけると、おー、大きな蒲焼き。
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肝吸、サラダ、香の物、デザートが付いた、ご飯大盛りの鰻重です。
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Chiの鰻重(ご飯普通)も、蒲焼は大きい。
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蒲焼は香ばしく焼かれ、中はふわふわ。
タレは甘さが控えめで好みに合う。
米は魚沼契約農家直送とか。
山椒も香り高く満足。

置いていった会計票には、うな重 1、〃 大 1 としか書かれていないから、まだ値段は分からない。馬を付けられたり居残りするような事にはならないと思うが気にはなる。
会計する段になってわかりました。「8200円」です。

ということは、税抜き3800円。
蒲焼のサイズ、焼き上がり、セット具合からするとこんなものかもしれない。価格後出しのボッタくりではありません。
とは言うものの正午を挟んで1時間ちょっと居ましたが、我ら以外に客は一人も来ませんでした。

安ぽっちいサラダと、なんのこっちゃパンナコッタのデザートを止めて3500円というのはどうでしょうか。肝吸の椎茸も抜いてよし。

by ikuohasegawa | 2018-10-15 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(4)

4-706) 九月の鰻 伊勢定上大岡店

本日予定していた団地の防災訓練は、台風24号による風雨の影響を考慮し中止になりました。
住民も風雨下の訓練は大変ですが、消防署は警戒警報が発令されると出動待機になり団地の訓練には参加できないのだそうです。


さて、九月の鰻は日本橋 鰻 伊勢定 京急上大岡店にて済ませておりました。

Chiは「お薦め御膳」
鰻丼に吸い物、刺身、うざく、サラダ、香の物、デザートが付いて3200円。
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食した後の感想ですが、これはお得な御膳でした。
刺身も美味しく、うざくは温か、蒲焼は鰻重とほぼ同じサイズの一串。
ランチサービスメニューのようです。


私は鰻重(竹)3300円
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無駄な焦げ目のない丁寧な焼き。これは職人の手による備長炭の焼き上がりだ。
身はふわりと蒸上がっていて柔らか。熱々。
甘みの少ないタレが好みに合う。
もちろん山椒も香り高く刺激的。

2012年4月に訪れて以来、実に6年ぶりの伊勢定の蒲焼に満足しました。


by ikuohasegawa | 2018-09-30 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(6)

4-675) 8月の鰻は足利 山前 かわばた

8月の鰻は信州からの復路に立ち寄りました。

鰻屋はお馴染み、お気に入りの店かわばたです。

11時半過ぎの入店でしたが、この暑さを蒲焼きで乗り切ろうという客でいっぱい。
空いている卓に席を占め、注文。

かなり待って、うな重の上をいただきました。
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電灯照明で多少赤っぽく写りましたが、いい焼き上がりです。

いつものごとく、熱々蒲焼が熱々ご飯にのっている。
ふっくらしていて、ひと箸ごとに幸せを感じるやわらかさ。
「かわばたに寄ってよかったね」


これまでは厨房の主人夫婦と接客の一人でしたが、この日は新人も二人いた。
おそらく、どこかで修行をしていた息子とその嫁。
だいぶ高齢化してきた主人の跡を継ぐ見習い体制だろう。

あんな、といっては申し訳ないが足利郊外の住宅地の鰻専門店のあとを継ぐ。
その心意気やよし。

それというのも、きちんとした蒲焼きを長年提供し続けた店、親父さんがいればこそ。

そういえば紹介されて最初に訪れたのは16年前。
遠地ゆえ毎月とはいかないが、信州への往路復路で年に数回は立ち寄っている。その都度、美味い蒲焼きに満足しております。コストパフォーマンス(2900円)を考慮して二重丸です。

若者たち、頑張るように。








by ikuohasegawa | 2018-08-31 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(6)

4-644) 七月の鰻は足利八幡町の川しま

軽井沢へ向かう途中・・・というには大回りだけど、寄り道して今月の鰻は足利八幡町の川しま。
こちら方面に来たら、15年来の贔屓店、山前のかわばたへ寄りたいところだが、この日はあいにくの定休日。

13時近くに入店すると客は11人。
二の丑(8月2日)を控えている夏とはいえ、結構な繁盛ぶりだこと。

うな重の上(2700円)が2つ。
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かわばたの代打、川しまのうな重はいかに。
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代打ホームランとはいかないが、ちゃんと代打の役割を果たしていた。

ほどよく蒸し上がりふわふわ。
よく焼いてあり芳ばしい。
タレが少し甘めではあるが概ね満足。

山椒容器が空で隣の卓から借用するなどということがなければ「代打二塁打」と言ってもよい。

暑い夏を乗り切る元気が出ました。











by ikuohasegawa | 2018-07-31 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(4)

4-608) 6月のうなぎは岡谷 御うな小松屋

岡谷に行った折、若干の懸念をいだきながら鰻屋を探した。
懸念は岡谷が蒲焼き分水嶺の向こうであること。蒲焼きを蒸すことなく焼き上げるエリアなのだ。

数多い鰻屋のランク上位から検索し三番目の・・・定休日でない ・・・御うな小松屋へ行った。
立派な店構え。
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上うな丼とChiの「お手軽重」を注文。

程なくイナゴの佃煮・胡桃豆腐・山クラゲの突きだし。
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イナゴの佃煮は香りのない小エビのような食感で佃煮そのもの。

それを話題に30分ほど待って供された上うな丼。
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お手軽重
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Chiは満足していたが許容範囲の狭い私は、何より、蒸していない蒲焼きに違和感をおぼえた。
皮と身の間の脂なのかムチンなのかは分からないがヌル味を感じる。
蒸せば落ちるのになあ。

タレも甘く、関東風に比べて粘度がある。

HPの鰻重にもタレの濃さが写っています。
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やはり蒲焼は関東風に限る。

懸念が当たってしまったが、店に責任は無い。
私の好みが偏っているだけだから。














by ikuohasegawa | 2018-06-25 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(6)

4-583) 五月の鰻は 関内 わかな

「割烹蒲焼わかな」昼時のお薦めは
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この日は満腹感を味わいたくて、上うな丼を注文しました。

30分ほど待って大振りの丼が配膳された。
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丼のふたをあけると、タレをまとって香ばしく焼き上がった蒲焼が、熱々熱々のご飯にのっております。
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蒲焼はふわりと蒸し上がっており、至福の満腹ランチであります。

最後の三箸くらいは山椒まぶしご飯になりましたが、山椒の香りと刺激を楽しみました。
私の杞憂をよそにChiも完食しました。

この日は11時半過ぎに入店したが既に10名以上が店内に陣取り、今か今かとうな丼を待っていた。
ほとんどが中高年層でしたね。
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月一回の贅沢ランチでした。


by ikuohasegawa | 2018-05-31 04:10 | 今月のうなぎ | Comments(4)

4-552) 4月の鰻は足利山前・かわばた

この度、ウナギの顔をじっくり見ました。
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国立アルプスあづみの公園の水族館にて

絶滅危惧種に指定される日が近いことを知ってか、それともここでは喰われる心配がないせいか穏やかな表情です。余裕さえ感じられます。

Chiも可愛いと申しております。

でも、可愛いと旨いは別ものです。


今月の鰻は信州への往路に立ち寄りました。
鰻屋はお馴染み、お気に入りの店かわばたです。

贔屓する店ですから、これくらいの焦げは許容範囲。
香ばしいじゃありませんか。
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たてこんでいたこの日は30分ほど待って、うな重と肝焼きが同時に供された。
いつもは、焼き上げるのに時間がかかる蒲焼きが後から出てくるのです。

こういう日は肝を串から外してうな重にのせていただきました。
「肝焼きうな重」もしくは仏料理風に「お重 蒲焼きに肝焼きを添えて」ですね。
濃厚な肝の野趣あふれるランチになりました。

言うまでもないことですが、蒲焼きは熱々ふわふわ、ご飯も熱く、山椒はピリッと香り高い。
いつものことながら満足いたしました。




by ikuohasegawa | 2018-04-30 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(2)

4-521) 三月の鰻は岩間町うな平

三月のうなぎは、かつて、どなたかにお聞きしていた保土ヶ谷岩間町・うな平。

普段ほとんど利用しない相鉄線の天王町下車ですから、鰻屋が在ることは知ったという状態でした。
なんせ我らは横浜南部湾岸沿いが生活圏で、内陸方面へはほとんど立ち入ることがないのです。

ところが一昨年昨年と何度か相鉄線に乗る機会があって、敷居が低く・・・改札口が広くなったのでしょう。
今月になり岩間町まで行く気が起きた。

Chiも相鉄線に乗るのは何年(何十年)かぶりと申しております。

相鉄天王町駅からJR保土ヶ谷駅方面へ歩いて5-6分。大門通交差点のそば。
大門ねえ。
由来はわからないが、ここら辺は江戸時代の保土ヶ谷宿だから、宿場への出入口(大門)の名残りかもしれない。

きちっとした鰻屋のようだ。
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ふわりと柔らかで、いい感じの焼き上がりなのだけど、ご飯が熱々でない。
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口開けの客ですから、ご飯は炊き上がったばかりでしょう。
それなのに熱々でないということは、うなぎが焼き上がる前の早いうちに、ご飯を、よそっていませんか。

言うまでもないことですが蒲焼を焼き上げるには時間が掛かります。
その待ち時間の早いうちに「炊きたて熱々」をよそったら、ご飯は「熱」になり「温かい」「ぬるい」と温度低下します。
うな重のご飯もジャストインタイムでお願いしたい。

蒲焼き一尾分のうな重・竹が、ランチタイムということで2480円でした。
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by ikuohasegawa | 2018-03-30 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(6)

4-491) 二月の鰻は 竹葉亭 in 横浜そごう

月日が経つのは早いもので、もう2月は終わろうとしている。
2月は殊のほか早い。

なんといっても、経つ日が28日までしかないからねえ。
うかうかしていて、2月のうなぎを食べ損ねるところだった。

26日、買い物に行くChiについて横浜へ出て、そごうの竹葉亭へ行く。

2016年1月以来の竹葉亭うな重。
本当に余分な焼け焦げは一つもない「芸術的」焼き上がりだ。
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照明で赤が少し濃い写真になっています

ふわふわ柔らかく熱々。
山椒は香り高く快い刺激。
口中をさっぱりして、またふわふわ柔らかく熱々。

しいて言うなら、
重箱に入れても鰻は元々庶民の食べ物なのだから、名店といえどご飯の量を普通にして「タレ」をもう少しかけて欲しい。
ご飯が少ないからタレが多目だと通過して重箱の底に溜まる。それを避けているのだろう。だったら「かけタレ」を用意してくださいよ。
年のせいかもしれないが竹葉亭のタレより少し甘いのを好むようになった。

庶民の食べ物と書いたものの、この日うな重は3,564円。高嶺の花感が強くなってきた。

2012年には、この店で蒲焼き3枚の「中入れ丼」を3,575円で食している。(今は4,752円)
昔日の感・・・気取ってみたけど、6年前は「感」ではなくて昔日そのものだ。

またぞろ、鰻しらすが「壊滅的不漁」だという。
鰻は、そして「今月のうなぎ」はどうなっちゃうのだろう。

テーマを「今月のカレー」に変更しなくてはならぬのかなあ。


by ikuohasegawa | 2018-02-28 04:20 | 今月のうなぎ | Comments(3)

4₋462) 一月のうなぎは洲崎の鰻松

一月のうなぎは洲崎の鰻松。

郵便局など二三の用を済ませて鰻松へ着いたのは11時半少し前。

既にうな重を食べている客が4組7人。
平日の昼だから当たり前なのだけど、全員高齢者。
寒い日が続くから、風邪をひかぬよう美味しいうなぎでも食べようという魂胆か。

20分程待って、うな重の上。
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柔らかく蒸しあがり、熱々ふわふわ。
良い焼き加減でご飯も熱々。申し分ない。

この日の中居は言いました。
「蒲焼には瓢箪の山椒をかけてお召し上がりください。
この器の山椒は香りも刺激も強いので蒲焼が負けてしまいます。ご飯にかけてお召し上がりください」
おいおい、もう何回も来てるのに、そんなこと言われたのは始めてだぞ。

瓢箪は七味だと思っていたからずーっと器の山椒を使って褒めていた。
「山椒も香りが立ち、心地よい刺激が口直しになり、つぎつぎ頬張っても新鮮」

蒲焼が負けてしまいます?なんだよ急に。

確かに、瓢箪の山椒は香りも刺激も極めて弱い。
色だけ山椒の軟弱ものだね。

うな重の前半は山椒を控え目にするけれど、後半は好きにさせていただきます。

山椒ピリピリで美味しくいただきました。


この日は、かけた山椒の量が特に多かったような気がする。
蒲焼が負けて結構。文句あるか。



by ikuohasegawa | 2018-01-30 04:15 | 今月のうなぎ | Comments(6)