カテゴリ:製本&修理:関連( 390 )

4-603) 豆画集を作ろう

一昨日の地震では、大阪南部に、義兄、義姉がいるものだから慌てました。
何度目かの発信の末、身寄りの安全を確認して安堵したが、報道のつど災害の大きさが益していく。
一日も早く平穏な日々に戻ることを希望します。 

それはさておけぬが、旧稿を公開。
イルフ動画館のショップにて、武井武雄の図案のメッセージカードを購入しました。
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こんなカードが50枚270円。
見た瞬間「豆本の画集を作ろう」と、思った。

問題は
メッセージを書き込む余白が大きい。
用紙が厚いので綴じると開きづらくなる。
片面印刷で裏が白い。

という課題を残しつつも余白をカット。
ズレ止めの帯をかけて断裁しました。
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1デザイン5枚で10種類
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これを外オモテで張り合わす時に和紙でヒンジを付ける。
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と、思う間もなくB案。

【貼り合わせる下側の一枚は白紙の別紙にする】
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【理由】
図案は10種なので10ページ分しか無い。
裏合わせで貼ると束(ツカ)としては2mmになる。豆本とはいえ束が薄いように感ずる。

裏合わせを別紙にすると20枚になり束は4mm。多少、本らしい束(厚み)がでる。
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例によって思い付きでスタートしますがどうなることか。

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by ikuohasegawa | 2018-06-18 16:17 | 製本&修理:関連 | Comments(0)

4-599) 並四小 本の修理&豆本準備

この日も「本の救急箱」には児童が選び出した修理本が集まっていました。
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4名で手分けして修理しました。
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豆絵本「しば君のぼうけん」作りは、パタぱたまま(読み聞かせ・整備・修理ボランティア)メンバー募集のイベントにすることになりました。
先回、修理メンバーが幾冊か製本したが、工程の中で難しいのは切り出しであることが解りました。

初心の方を対象にすると、さらに、切り出しで時間がかかってしまいます。
おまけに、楽しい作業ではない上、出来上がりに大きく影響しますから、事前に切り出しておくことにしました。
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15冊分を切り出して準備完了。

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by ikuohasegawa | 2018-06-16 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-596)本の修理いそご・スキルアップ研修

修理のスキルアップ研修で日記帳本文を綴じ終えた研修生は、先回、ハードカバーの表紙を作り終えている。
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今回はいよいよ本文と表紙を合体する。
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手順としては、表紙と本文の背部分を接着し、見返し用紙の利き紙を表紙ウラに接着し合体する。
ここが最も慎重さを求められる工程である。

注意事項としては、
①表紙ウラにできるチリを極力均一にすること
②見返し用紙にシワがよらぬようにすること
③表紙と背の境の溝をくっきりすること
④プレスした状態で乾燥させ表紙の反りを防ぐこと、など。

私も修理の手を止めてアドバイスしたが、つい手を出しそうになるが思いとどまり口だけにとどめた。自力で仕上げなくては喜びは半減するからね。

順調に仕上がり、プレス機にかけて乾燥させる。
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これまで毎回、持ち帰って家族の話題になっていたそうだが、今回ばかりは次回までお預け。
広い部分にボンドを塗っているので、自然乾燥させると表紙が反ってしまうから、完全に乾燥するまでプレス機にかけたままで置いておかねばならぬ。

お楽しみはオアズケ。


修理の方は、ページ外れの児童書10数冊に平綴じ用の孔をあけ、H坂さんに引き継いでもらいました。
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ありがとうございました。

皆さん頑張って頂いたので75冊の修理を終えることができました。
ありがとうございました。


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by ikuohasegawa | 2018-06-13 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(0)

4-585) 本の修理いそご・5月31日

5月22~24日は図書特別整理の休館日だったので、定例の本の修理も1週遅らせ31日に開催しました。

三日間、図書特別整理をしただけあって、修理本がたくさん見つかっていました。

その中から、児童書のページ外れ本を15冊抜き出しました。
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まとめて同じ工程を繰り返す方が効率よく修理できますから。
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15冊の外れページをボンドで貼る。

15冊の見返しの利き紙をノド元まで剥がす。

場所を移動しドリルで綴じ穴を次々、ドンドンあける。

片っ端から平綴じする。
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15冊綴じ終わったら、見返しのノドを貼り戻して修理完了。


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by ikuohasegawa | 2018-06-02 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(0)

4-578)手作り製本の会

大相撲 御嶽海 勝ち星日記
13日目、琴奨菊を寄り切り、8勝5敗。
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手作り製本の会、今の課題は和綴じで作る枕草子。

四分冊の和綴じ本と帙が出来上がってまいりました。

左は巻帙仕上げ、右は夫婦函仕上げ。
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夫婦函を開くとこうなります。
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右の作(黄色)は、和綴じの本文をハードカバーで仕上げてあります。
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7月は、豆絵本「しば君のぼうけん」を課題とします。
6月はどうするのでしたかな?





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by ikuohasegawa | 2018-05-26 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-574) 森鴎外の校正

森鴎外は晩年、帝室博物館(現東京国立博物館)総長を務めていたそうだ。

小説家、評論家、翻訳家にして、陸軍軍医総監、官僚(高等官一等)・医学博士・文学博士であるから、名誉職かと思いきや、さにあらず。
記事によると「総長の仕事を名誉職のような立場と捉えず、生真面目に仕事に打ち込む様子が分かる」と。
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その証として
「漢字の書き誤りを指摘した例もあり、その隣に責任の所在が自分にあることを示す花押を記した」
ということである。
花押(かおう、華押)は、署名の代わりに使用される記号・符号をいう。元々は、文書へ自らの名を普通に自署していたものが、署名者本人と他者とを明確に区別するため、次第に自署が図案化・文様化していき、特殊な形状を持つ花押が生まれた。日本では平安時代中期(10世紀ごろ)から使用され始め、判(はん)、書判(かきはん)などとも呼ばれ、江戸時代まで盛んに用いられた。(Wikipediaによる)

間違いを発見。
花押を作っていない私は、花押を記せぬので印鑑を押すことにします。
どうやらワープロソフト誤変換の見落とし。
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似顔絵を描く女絵師が筋回しの時代小説文庫本です。

念のため申し添えますが、本には鉛筆で〇を記しただけで、校正、捺印はデジタル上の作品です。



大相撲 御嶽海 勝ち星日記
昨9日目、押し出しで豊山を破り、6勝3敗。
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YouTubeより


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by ikuohasegawa | 2018-05-22 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(10)

4-571) 並四小本の修理 

16日、久しぶりに並四小本の修理に参加。

この日は、ボランティアさんひと方と司書さんの3人で修理しました。
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これの名をご存知ですか。並四小司書さんが手作りしました。
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リーディングトラッカーといいます。

両隣の行の文字を隠して読み進める読書補助具です。タイポスコープともいいます。
本来、視覚障害児の読書サポート用品だが、視覚障害児でなくても注意力旺盛、散漫な児童も集中できるだろう。行を飛ばしてしまったり、今どこを読んでいるのかわからなくなる児童はいるようです。

大人でも読みたい行に集中して読めるように、栞を行にあてて読んでいる人を時どき見るから効果はあるはずです。
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Google検索画像・某図書館


並四小でも図書館カウンターにて貸し出します。
数名の先生が教室にも置きたいと申し出があって20個作ったそうです。


大相撲 御嶽海 勝ち星日記
昨6日目、上手出し投げで小結遠藤を破り、4勝2敗。

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YouTubeより



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by ikuohasegawa | 2018-05-19 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-565) 断裁機の切れ味テスト

お気に入りの手帳のカバーに合わせてノートを断裁して欲しいと、I本氏から依頼された。

氏はメモページを使い切った後、市販のノートをカッターナイフでカットして使っているが切り口が気に入らない。本ブログにて断裁機の切れ味を自慢──自分のものでないのに──している私に断裁を依頼した。というわけ。

ノート5冊を受け取ったのは9日朝6時、我がマンションのエントランス付近。
雨が止むかもしれないとメンバー3人が来た挙句、ゴルフを中止にしたあの大雨強風の朝だ。

車中の3人と軒下の私でゴルフ中止を決めた後「断裁するノートは?」と促す私に対し依頼主のI本氏は、いっ時の間があって車から出た。
あの間は、ボストンバックの中からノートの束を出すために豪雨の車外へ出ることへのためらいだ。

I本氏とは互いのブログを通じてのやりとりは頻繁にあるが、顔を合わせる機会はゴルフの日しかないので、大雨強風といえど機会を逃すわけにはいかないのだ。それでも、I本氏がためらうくらい凄い雨でした。

今月18日のKS会コンペで渡すために、製本の会例会後断裁した。
私用ではなく、私が交換した断裁機の刃の切れ味テストである。
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指示線に合わせて寸法を固定し1冊ずつ断裁した。
5冊まとめて断裁できる厚みだが表紙の紙質がつるりとしているから、重ねると断裁時の圧力で滑ってズレる恐れがある。
同一作業を一括処理しようとして失敗した過去から、少しの手間を惜しんではいけないと学んでいます。

切れ味テストの結果は、合格。


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by ikuohasegawa | 2018-05-13 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(6)

4-564) 和綴じ全四巻の枕草子

手作り製本の会、目下の課題は和綴じで仕上げる枕の草子、全四巻。

ぼつぼつ、仕上がってまいりました。
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写真の緑系の作品は、巻帙まで作り終えています。


下の写真は夫婦函。
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by ikuohasegawa | 2018-05-12 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-562) 本の修理いそご・5月8日

約一ヵ月ぶりに本の修理に参加。
背割れ、本文外れの怪傑ゾロリ4冊を平綴じ修理。
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続いて、児童書の誤植ページの貼り替え。
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司書さんから渡された訂正本文と比べると、木材の寸法が幾つも間違っている。
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出版社名、書名は伏す───武士の情け───が、あり得ないミス。
編集者をかばうつもりはないが、校正段階でこんなミスが生じることはありえない。
編集者は、こういう内容の本の場合、一つ一つ試作して検証はしないだろう。著者原稿を信じているから。

おそらく著者執筆時もしくは著者校正時の誤りだ。
今は手書き原稿ではなくデータ原稿だろうから、このミスの原因はコピー&ペーストだと思う。

同書の間違い箇所は、a,b,c,dの4種類の木材の寸法など。
a,b,c,dは同一スタイルの4行だから1行を打ち込んで、コピー&ペーストして数値を書き換えるというのが「普通」のやりかた。この程度のブログ作成でもコピー&ペーストは便利なので、かなりの頻度で使用する。

便利だけれどそのコピー&ペースト後の数値修正でミスが起きた。ということではないかと思う。

それにしても、既に配架していた本なので発刊からは日が経っている。
おそらくウクレレを作った読者からの指摘だろうが、編集部は慌てたことだろう。
図書館、学校、個人購入者・・・考えただけでもお詫び訂正作業は大変だ。

などということを思いながら修理開始。
渡されたのは当該ページのみ(裏白紙)なので、上から貼り付けることにした。
訂正箇所のみを切り抜いて貼り付けることもあるが、今回はページごと貼り重ねた。

薄い紙をボンドで貼るとボンドの水分で紙が伸びてよじれる。したがって接着剤は水分の少ないスティック糊とした。

少し大きめにカットしてノドを合わせて貼った後、余分をカット。
作業自体は簡単に終了しました。




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by ikuohasegawa | 2018-05-10 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)