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4-881) 餞別の豆本のお返し

磯子図書館館長氏が定年退職する。と。

5年間と長期だったというだけでなく、気さくな何かと話しては笑いあった方なので餞別を贈ることにした。
5年間世話になった餞別と言う割りにプレゼントは手作りの豆本。
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本文が豆尽くしの例の豆本です。
館長氏、直ぐ開いて「おもしろい。ちょっと待って下さい」と一言残して自席へ戻り、取って返し妙なものを持って来た。
「豆本のお返しは豆で」
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刀(なた)豆だそうで、昨夏、図書館の日よけプランターの一つで育てたとのことです。

「刀豆って何に使えます?」って尋ねた。
「豆を出して蒔くと刀豆ができます」そりゃあそうだ。
「振るとカチャカチャ音が出ます」確かに音はする。
「カラオケでチョッと酔いが回ってきた時に取り出して、カチャカチャ『マラカス』でウケけます」カラオケはほとんど行かない。
「とにかく珍しい、有難うございます」

面白いだけで私に使い道は有りませんが、豆の豆本のお返しに豆の刀豆をというセンスを気に入りました。
刀豆でなくても八街の落花生・・・ブログのネタにはなりませんがもっと感謝します。

次に来る館長もこういう頓智のきいた方だと嬉しいのですが、多くは望めません。市立図書館の館長職は、定年を迎えた上級管理職の再雇用ポストという一面もありますからね。

それはさておき、刀豆の若いサヤは刻んで福神漬けに入っている。
これです。
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日本ナタマメ協会という団体もありました。
そういえば、ジャックと豆の木はこの豆がモデルだというのに、あの豆本に「刀豆」は採語しなかったなあ。


退職館長氏の新たな門出を祝福いたします。楽しい日々を過ごして下さい。


by ikuohasegawa | 2019-03-23 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(6)

4-880) 紙芝居舞台 お届けは新学期になります

紙芝居舞台の塗装には、
●耐候性に優れたマイクロ粒子浸透型顔料の採用で、木目がよりくっきりキレイな仕上がりになります。
というキャッチコピーとカラー見本に惹かれニッペの水性ウッディガードを選びました。
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塗装を終えたら一層手作り感が増してしまいました。
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要は塗り方が下手なのですが、今のカメラは真実を写し過ぎます。
しかし人の目線は優しく、もう少し綺麗に映る。と思うのは甘えでしょうか。
人は本来そういうものでしょ。
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「木目がよりくっきりキレイな仕上がり」になるはずでしたが、これでは単なる色ムラでしかありません。
木目が消えるようなもっとベタっとした不透明な塗料を選べばよかった。「色の濃いは七難隠す」ってこと。
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こんな仕上がりになるのなら、Hなんて彫るんじゃなかった。
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それでもChiは「素敵な色で一層よくなった。お疲れ様でしたね」と言ってくれました。

持ち運びバッグを作ってくれました。
家庭用ミシンですからベルトを付けるのに苦労をしたようです。
ありがとう。
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余り布は1台分しかありませんでした。

私が大喜びしたからChiも嬉しそうです。
一家総出━━二人ですが家族全員参加━━の紙芝居舞台作りはこれにて終了。

お届けは新学期。
学校行事の都合でもう修理は有りませんし春休み・・・春休みは長すぎますね。
バッグから出したり入れたり、肩にかけ家の中を歩いたり、扉を開けたり閉じたりして新学期を待っています。
新1年生の気分です。

そのたびに「どう?」て聞くから返事をするChiも大変です。

by ikuohasegawa | 2019-03-22 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-877) 繪本徒然草は貼り合わせ製本

手作り製本の会・3月の課題はM山さんの原稿「繪本徒然草」
早くも完成作品のそろい踏み。
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本文のレイアウトは全ページ見開き。
その中央に挿絵があり両サイドに本文と訳を配置するというスタイル。
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製本方法は印刷した見開きぺージをセンターで谷折りして、白紙の裏面を順に貼り合わせる。
絵本やアルバム(写真は本紙直プリント)で採用されている製本方法です。

「この製本は何という名前でしょうね」と質問が出た。


製本用語集に [貼り合わせ] という語彙があった。
解説に「貼り合わせ絵本・アルバム 製本」と記述があるから、貼り合わせ製本という用法も許されるだろう。
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検索しているうちに [二つ折り製本] という名称が出てきた。
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図を見る限り、この方法で絵本を製本している。

Googleのインデックス数は二つ折り製本が273万件に対して貼り合わせ製本は183万件と、二つ折り製本に軍配が上がる。
しかし、二つ折り製本を開くと工事・大型機械などの図面製本に関する記述が多い。
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二つ折り製本は大判の図面を製本するときに多用されるようである。
さらに、図面を三つに折りその一つの折り筋をセンターにして製本し、収まらぬ部分を折り込む場合は三つ折り製本といっている。
どうやら二つ折り製本は三つ折り製本とセットの図面製本の関連用語。

よって私は [貼り合わせ製本]を選択します。いかがでしょうか。

by ikuohasegawa | 2019-03-19 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(3)

4-876)3ℓボンドを小分けする

B-1ボンドをポリ容器(3kg入り)から小分けしました。
ボンドを漏斗で受けてハチミツ容器に移していきます。
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漏斗はカットしたペットボトルで代用。
ペットボトルの口はハチミツ容器にすっぽり入るので好都合なのです。それを布テープで固定しています。

720㎖の野菜ジュースのボトルを使っています。
手近な500㎖ではポリ容器から広い幅で流れ出るボンドを受けるには径が細い。
太い1.8ℓとか1ℓが良いかというと、そうでもない。漏斗の口が広くてポリ容器から流しやすくなるが、粘着性の高いボンドは一挙に流れ落ちないで漏斗にとどまる。その時、重心が上になりすぎ安定性を欠く。
という経緯が有っての720㎖なのです。
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小分けを終了しましたが残念ながら漏斗の壁にはボンドが残っている。
時間をかけて、こそいでもこそぎきれない残りですから容赦ください。
尚、この漏斗は洗ってプラ容器に分別しません。燃やすゴミにしました。

内側に付かないマヨネーズ容器も思い付きましたが、漏斗にしたとき径が小さいので不採用。
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1㎏のマヨネーズもあるが、この肩をはらないスタイルの大容器は大漏斗になり難し。
加えて、マヨネーズに特化した内部表面処理だとボンドには効かないので現在まで不採用。

何か、いいアイデアがあれば教えてください。
注:漏斗に付いたボンドは乾燥させるとペロッと剝れるかも。という案以外をお願いします。


by ikuohasegawa | 2019-03-18 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(5)

4-874) 断裁機の刃を取り付ける

ハサミや事務用ペーパーカッターの刃は触っても指が切れるほど鋭くありません。

それらは、刃と刃が交差する点にハサミを閉じる力がピンポイントで集中し、なおかつそのポイントが移動していくことで対象を切っています。
要は2つの刃先がいかに密着しながら擦り合うかという構造精度が重要で、刃の鋭さは二の次なのです。それゆえ児童用ハサミもあるのです。

一方、断裁機は一枚刃を垂直に下ろし真っ二つにします。
ハサミが点で切り分けていくのに対し断裁機は線で一刀両断ですから、刃は鋭くないと切れません。


磯子図書館の断裁機の刃が研ぎ上がって戻ってきました。
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「刃が来ました」という連絡も無く、断裁機の横に普通に置いてあります。
置いておくと修理ボランティアの人が取り付けてくれる。という自然の流れができています。
長年のうちにそういうことになっていますし、図書館も私も異存はありませんから担当いたしました。

毎年のこととは言え緊張します。

研ぎ上がったばかりの刃は鋭さを増している。触れれば確実に怪我をします。重いので扱いづらく思う以上に動いてしまうので、革の作業手袋ごと斬られるのではないかと冷や冷やします。

慎重に取り付け試し切り。
水平調整して試し切りを数回繰り返してOK。
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じっくり見たら断裁機の刃の降り方は垂直ではありませんでした。
刃の水平を保ちながらカットライン上をわずかにずれながら(斜めに)降りています。

包丁を使う時、押し切るのではなく『手前に引いたり、奥に押したり、前後に動かすときに切れる』というのと同じ原理です。

by ikuohasegawa | 2019-03-16 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-872) 紙芝居舞台 完成間近

御嶽海勝ち星日記
四日目の対戦相手は関脇玉鷲。
先場所まで対戦成績7連勝と合い口のいい相手だけに、全く危なげなく押し出して3勝1敗。
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紙芝居舞台が組み上がりました。
お披露目いたします。塗装を終えるのが待ちきれません。
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上のは45㎜板を15㎜角材に変更した部分。下のは幅調整棒の端部分です。
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作りあげたことは評価できるが、どうにも武骨です。
素人工作の「木ネジむき出し仕上げ」が目に付く。塗装をして目立たなくなることを願うばかりです。

それに引きかえ市販の舞台は、釘やネジの頭を隠しスタイルも細身で美麗な仕上がりです。
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紙芝居師K君が購入した自前の舞台


職人の腕に差があり、国産ヒノキ 対 輸入パイン(松)集成材と材料にも差があるから当然です。
しかし価格━━売るのではありませんが━━では負けません。この市販の舞台1台分の価格+αで2台を作っています。
そういえば、このメーカーの舞台は扉が無い。私の作は両開きの扉を付けております。ちょっと自慢。

このあと塗装して、取っ手と扉の留金具をつけます。
楽しみはまだまだ続く。


by ikuohasegawa | 2019-03-14 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-868) 来年度は紙芝居復活年(並四小)

時どき話題にしているが横浜市の学校司書の雇用は1年契約。

年度替わりを迎えるにあたって、並四小の司書さんから並四小勤務で再契約と報告有り。
司書さん本人も図書ボランティアのメンバーも大喜びでした。

募集要項に「勤務成績が良好な場合には、更新することがあります」と記載があるのだから、
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頑張っている司書さんは「勤務成績が良好につき更新。引き続き本校で」となるのは当然だと思います。

そもそも1年契約をうたうのは、ダメ(役に立たない気に入らないなど)司書を1年で退職させる布石なのだもの。


それはさておき、司書さんは来年度目標の一つに【紙芝居の復活】を掲げ、さっそく動き始めた。
既報のとおり、まず、この書庫から解放するための開架式紙芝居棚は手配済み。
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紙芝居の買い増しを予算化したそうだし現在1台の紙芝居舞台は2台増えるが、まずは既存の紙芝居を整備をすると指示が出た。
司書さん、契約更新が済んで張り切っています。

まずは、修理を重ねた古いケースを新ケース(129円)に更新。
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表側写真からは修理済みのテープしか見えませんが老朽化しています。
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舞台の必要性はこういうことだったのだ。
「舞台へ入れて演じないと・・・紙芝居の楽しさは半減してしまいます」
舞台で演ずる紙芝居は楽しさ倍増なのだから、紙芝居舞台の効果は凄い。
作り始めてよかった。


旧ケースの情報部分を切り取って新ケースに貼りブッカーで保護しました。
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ケースを見て上演作を決めるのだから、ケースも綺麗でなくっちゃね。



by ikuohasegawa | 2019-03-10 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(6)

4-867)紙芝居舞台 報告

「思いもよらない速さで紙芝居舞台が登場するのでしょうか」と質問された。
これは質問の形をした誘導と解し、工作を続けました。

8日現在の状況を報告いたします。
2台の紙芝居舞台がほぼ形になっております。
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市販の舞台は釘やネジの頭を隠した美麗な仕上がりだが、私は工作容易を選択したからボンド+32㎜木ネジの「むき出し仕上げ」。
塗装すれば目立たなくなるでしょう。

扉は別として残りの本体工作は、枠下部の幅調整用棒(━━)の取り付けと、裏面の抜き差し口(━━)を残すのみです。
幅調製棒は必須だが抜き差し口は設計変更する。

報告はここまで。
この先は覚え書きというか自己満足の表明=自慢話になります。
例によってパスしていただいて結構です。


元々の設計は抜き差し口といえど枠の強度を維持するため、四方枠の一部として45㎜幅の板を貼り、絵画面の抜き差しに触りがある一部を切り欠く設計であった。

紙芝居師K君が購入した自前の舞台も切り欠きが施されている。
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しかし、ここまで仕上げると思いのほか丈夫に仕上がっていて、裏面は三方枠だけでも問題は無いくらい強固だ。よって、45㎜板の代わりに15㎜角棒を採用する。
15㎜にすれば厄介な一部切り欠き加工をしなくとも、全切り欠き状態で仕上がる。
ここでも工作容易を選択。

裏面三方枠でも強度が保てたのは当初の設計の妙。
まず、重くなることを承知で骨組みに30×40の角材を使ったこと。
さらに、角材の骨組みと上貼りする板枠の継ぎ位置をずらしたこと。玄人なら当然だが素人としては上出来の知恵。
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角材の継目は板でカバーし板の継目は角材が補強している。


昨日、遮眼帯が外れたので一旦、工作から離れます。





by ikuohasegawa | 2019-03-09 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-864) 紙芝居舞台の材料を揃える

雨を嫌いゴルフをキャンセルした3月4日。
何の予定も無い日を恵まれたので雨降りの中、ホームセンターへ行きました。雨のお蔭で空いていて木材加工も順番待ちしませんでした。有り難いことです。

有り難いと言えば、最近、ゴルフ場のキャンセル料は掛かりません。
雨、雪、風の天候不順、風邪、腰痛など体調不良、我がまま・・・理由も聞かれず「またお越しください」
有難いことです。
もっとも若い頃は機会を失ってなるものかと雨でも出かけていましたがね。

さて、購入した材は
30×40の松角材(1000㎜)を3本。199円×3=597円
18×45のパイン集成板材(1820㎜)を4本。490円×4=1960円 

寸法にカットしてもらったが会員カードを見せ無料でした。
有り難いことです。
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この2台分の主要材料で2.5kgですから、1台あたり1.25㎏。
この他に扉と蝶番4個などが加わるから1台1.5㎏くらい。
これなら、持ち手をつければ子どもでも運べる重さだろう。

左右に開く扉は、いよいよ開演という期待感を高めるし、演者の手元や姿を隠す━━これは紙芝居師のK分氏から学んだ━━役割を果たすからあった方が良いだろう。
私らの年代は紙芝居の拍子木も期待感を高めると思うが、今の子どもたちは拍子木を知っているのだろうか。

それらの材もいるがまた次の機会にする。



絵画面を抜き差しするスペースの下部に付けてある横棒の必要性が分からない。
童心社の舞台を横から見ると、
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拡大すると
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果たしている役割がわからない。

無理やり理屈をつけてみる。
絵画面を指で抜き差しするから、ここは広めの幅が必要。
広いままだと絵画面が前後にぶれるから、下部前に棒を付け絵画面に傾きを持たせて安定させる。

この理屈が正しくても正しくなくても、付けてあるから付けることにしますけれど・・・。
by ikuohasegawa | 2019-03-06 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(6)

4-863)紙芝居舞台の木取りをする

紙芝居舞台製作のポンチ絵。
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これを、HC(ホームセンター)の木材サイズに合わせて木取りした。

松角材(30×40)は1000㎜なので2台分の部材を得るためには、どう組み合せて木取りしても3本いる。
ええ、2台作る予定です。
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もう一方のパイン集成材の板は1台分を木取りした後の余りが450㎜。
余りで2台目の部材(385㎜)を1個取っても、他の4個を作るためには1820㎜をもう一本買わねばならぬ。

ということでHCで購入しカットしてもらいます。

ちなみに、HCは1回10カットまで無料です。
私の木取りは、材を重ねれば7カットなのでセーフ。



by ikuohasegawa | 2019-03-05 04:00 | 製本&修理:関連 | Comments(5)